LDKミディアム2 (ネタバレ含)
推しがかっこよかった話をします。
推しはわかりやすいはずだから察してください。
LDKミディアム2初日は全体をみてとにかく笑いと感動とが盛り沢山すぎるから好き!!ってなってました。
全体のあらすじ。
舞台は幽霊の派遣会社的存在の屋敷。
様々な能力を持つ地縛霊たちの住んでいる屋敷にとある男女が引っ越してくる。
地縛霊たちは女に因縁があるため追い出そうとするも、その女亜美には守護霊がいた。
彼は亜美の兄の俊、8年前から守護霊として守っているという。
だが亜美は兄のことをひたすら嫌っていた。
しかし亜美の命日まで残りわずかだと判明、俊の願いを叶え成仏させてやりたいと願う地縛霊たちは亜美をどうにか危険から守り抜き、俊の願いである彼女の花嫁姿を見せてやることに成功する。
兄のことを毛嫌いしていた妹も実は大切に思っていたことが分かり、無事俊は成仏しハッピーなのにちょっと寂しいエンド。
語彙力ないけどすごいよかった(?)。
マジで幽霊たちが半端なく個性的すぎたので言わせて…。
ここは先輩順でいいかな!(小松風)
「戦場以外では人は殺さぬ」
戦国時代に生きていた志賀長左衛門(しが ちょうざえもん)さん。
憑依担当で、人間に取り憑いて自在に体を操れる。ボケ担当。
一番古い人なので(表現力のなさ申し訳ない)現代語に疎い。カメラやテレビが分からない。
嫁さんに寝首をかかれ死亡している。
すごい面白かったのは進むにつれて彼にはオプションが追加されていったこと。
保(後ほど説明)に「見た目から変えてったらいい!」と言われ素直に受け取って、武士の姿からスーツになり、スーツとサングラスになり、さらにネクタイが追加され、オシャレなハットを被り、最終的にはストールまで下がっているが一部に不評すぎてダサいと言われる。
考え方も見た目も話し方も全てが武士!って感じでなかなかにシュールだった。
「しかしあのかめらというものの仕組みが…」「ナウい、とはなんだ」と分からないことだらけだけど、最早可愛く見えて来るんだわ…。
ベストオブ長左衛門さんは
「やめんか!幽霊同士が喧嘩など…無駄なことだ」
って空気締めるとこかなぁ…。
「ボッ…。…?ボッ…!…??《ぼん!》ね?」
次が石川六三郎(いしかわ ろくさぶろう)さん。
旅芸人をやっていた影響か、緊張すると方言の入り交じった話し方になってしまう。
担当は当時声帯模写が得意だったことからラップ音。台所からよくボン!て音するでしょ???それ全部彼だそうです。
死因は奥さんに商売道具の喉をかっ切られたこと。
途中語尾に「もっこす」とか「もんもんぺ」っていうのじわじわきてた。
おじゃりますでごじゃりますよ!?とか緊張しすぎでは???????
常に袖口ちょっとつまむ程度に掴んで、ひょこひょこって歩くイメージ。めっちゃいいキャラしてたし感情豊かで見てて楽しかった。
浅岡(後ほど紹介する推し)にニコニコしながらついていく(?)最後のあたりのあのシーンすごい好きwwwww
褒められたいらしいので私からも無駄に一言、「よく頑張った!!!」
多分緊張というより感情が不安定な時なのでは…?テンション爆上がりな石川さん「ですばい!」とか言ってた気がする…。
「ありがとうごじゃりますっ」
ってみんなが急いでいる中1人だけちゃんとお礼していくシーンがあるのね。
この人礼儀正しい人や…って思った瞬間だった。
「生意気なこと言ってっと、やっちまうからな。…なーにびびってんだよ!!」
明治時代農家に生まれた田沼弥一(たぬまやいち)さん。
金縛り担当なんだけど、昼と夜の差が激しい。
お日様の光に弱くて、太陽の登っている時間帯は這って移動しないと行動出来ない勢い。
喋り方も若干苦しそうで頻繁に水を求める(?)。
なのに夜になると豹変、超オラオラな短期な性格に。ギャップな!?
母に虐待を受け死んでいるとのこと。
一番死んだ年齢が早くて幽霊の中では見た目がいちばん若いかな。
やっぱそれもあってかすごいお茶目なとこあって思わずキュンとした。
言葉上手く出てこないのに必死に伝えようとしたり、楽しそうに舞台上駆け回ってうぇーーい!!ってしてみたり、バンザイして壁に走っていったり(ここ最高に可愛かった)。
女のお風呂の時、田沼さん下心あったろ。「様子見てきた方がいいかな!」とか「お前が行かねぇなら俺が行っちゃうぜ!」的なこと言っちゃうしちょっと楽しそうだったぞ。
でもすんごい心優しいし俊のこととかも考えてるんだよなぁ…って思って若干母的感情生まれた。
あかん、このポジションだと虐待してるやつや。
田沼さんのシーンではやっぱり、
「こうだぜ?こうで、こうで…。こうなんだぜ!?」
が超絶可愛かった。みてほしいですこれ。
「幽霊の霊に臭いと書いて“霊臭(れいしゅう)”。百聞は一見にしかず、お見せしよう」
さぁやって参りました。大正時代の新聞記者、浅岡翔太(あさおかしょうた)。
七三分けキッチリワックス使ったクソ真面目感あるサスペンダー男性。
このサスペンダーが彼の能力に生かされるのである(霊臭)。
奥さんに不倫されてたんだって。このイケメンが。このイケメンが???
死亡後に奥さんの近くでひたすら霊臭を行い続け本人の気が狂い自ら死に至ったらしい。
本当に時間をかけるという意味では一番怖いわ。
さて霊臭の行い方ですが。
①臭いを発生させたい場所へ行く。
②サスペンダーの紐部分(胸の前辺り)を摘み引っ張る。
③摘んだ手を片手ずつ離し、「パァン!」と音をさせながら臭いを出す(?)
④②と③をひたすら繰り返す。
対処法はファ○リーズのようです。かなりやばいくらい顔にファブられてました。
アレ前から3列目の上手の時良く見えたんだけど、顔から水滴流れ落ちるくらい浴びてんのよ…。
ひたすら霊臭やって疲れてソファに顔から沈むシーンあるんだけど、ソファに毎回水の跡が残るくらいよ!?!?
あれを1公演中で何度か受けてます。時折鼻の頭が赤みを帯びていたのはきっとタオルで拭いたからなのだろう(知らんけど)。
常に手帳とペン持っててメモメモメモ!!だけど、書くのはやめたんだ、のシーンぐっときた。
「今回の亜美と、俊の一件だが。まとめるとただ一言…、“守り抜く”だ!」
このシーンがベストオブ浅岡。
もう一つだけ。
「何故…!?何もしていないだろう…!?」
「やめろ」「やめろ」「(振り向いて真顔)」
ここは単に笑った。可哀想な可愛いポジションだわ。このあとの顔も最高に最高だった。
気になる方はDVDを予約して欲しい。劇団たいしゅう小説家さんのサイトから?かな?パンフレットとDVD予約販売開始してます!!(回し者ではない)
「おいおいおいチンピラって…、もっとナウい紹介で頼むぜ〜!」
昭和のチンピラ(だって昭和のチンピラなんだもん)、佐々木保(ささきたもつ)。
髪型服装立ち姿全てがチンピラでした。あれは昭和に生きてたチンピラだった。www
能力は人間と会話できること。
といっても霊能力者とか特別な人間とだけだった気がする。
だから報酬の交渉は彼が担当みたいです。
報酬ってのはあれですわまた後で。
恐らくこやつ酒好き…?それとも単にビール飲みたかっただけなの??
「次はビールだぜ?すげぇだろ(ドヤ顔)」がちょっと可愛い。
ていうかどうでもいいんだけど役柄というかスタイルっていうか、すごい似合ってて見た目からかっこいいと思ってた。
自推しが一番だけど(最低)めっちゃかっこよ、って思ってたの。
そしたら劇中でもめっちゃカッコイイやん…ってなったのが、
「ピンチだな〜!」「正義のヒーローっ、只今…参上。」
のシーンでした。
やっぱ保お前ってやつは〜!!!ってなる。
ちなみに死因は銃殺、彼女に二股かけられてて相手の男に殺されたとのこと。
東京湾にまだ死体沈んでるらしいぜ。本人爆笑してっけど笑えねぇよ…!
ちなみに長左衛門さんにファッションから変えていこうぜ!って言った張本人。
今どきはどんなものを着ればいいのだ…と困る長左衛門さんにドヤ顔で「そりゃー、ダブルのスーツっしょ!!」って言っちゃう(古いよ…ってツッコミも入る)。
ワザトラマンとかインド人もびっくりとか言っちゃうとこが全部影響して行くの楽しかった…。
「フレッシュー!!」
平成に亡くなったということで一番若手扱いの43歳、宇佐美浩一(うさみこういち)くん。
言いたいことはっきり言えないタイプだけど、基本浅岡に「浩一!」って睨まれてようやく発する気弱な性格。
貢いだ女に騙されたことがある模様…、女って怖いね(?)。
若手にはまだまだ力があるとのことで、ポルターガイスト担当。
いろんなものを動かしたり持ったりできるから、カメラで撮影したり絵を移動させてみたり。
なんだかんだ一番名前呼ばれる回数多くなかった?愛されキャラかな???
歩き方とかちょっとした動きがかなり控えめで、一番周りに気を配れるタイプなんだろうなぁ…ホントの後輩系じゃん…って思ってた。
引き込まれたセリフなのにかなり長くてちょっと完璧ではないんだけど、
「貴方は俊さんを成仏させてあげたいと思わないんですか!?」
「男がぐだぐだ言って情けない。もうね、女とか男とかどうでもいいんですよ!!」
っていう浩一くん最高にかっこよかった。あの気迫が凄かった。あのシーンは浩一くんのためのシーンだった。
「ここを立ち上げたってことで一応仕切らせてもらってます」
そして小松直樹(こまつなおき)、劇団員だったこの場のリーダー。
死因は同劇団の女性に虐められたことによる自殺。
彼には特殊能力はない。が、地縛霊は人に姿を見せることが出来るため心霊写真に写り込むことが仕事。
白の半袖Tシャツに下は長ジャージで服装は完全に稽古着感…。
いっちばん動きやすそうな格好してた。
温和なまとめ役で、田沼さんが荒れたらどうどう、保がガン飛ばすようならいなしたり、一悶着怒りそうなら割って入るような平和主義者(?)。
亜美の寿命が残りわずかかもしれないと判明した際、一番必死になって助けたい!!って思いを出してたから本当に優しい性格なんだろうなぁ…。
俊に一人一人紹介する時も、「人を殺せるような怖い能力なんだよ〜。まあ、長左衛門さんはそんなことしないけどね」とか、「田沼さんは昼と夜でギャップがあるけど悪い人じゃないから」とか、とにかく一言気が使えるタイプ。良い奴かよおおお…。
「俺たちに何か出来ることがあるかもしれない…!」
俊の為にも亜美を救いたい!ってひたすら叫ぶシーンがすんごい好きだった…。良い奴かよおおお…(2回目)。
個人的にはレッスンのシーンも最高に楽しかったけどね!!声の変わり方半端ないな。
「はいじゃあ次はお皿を数えまーす」「コンボ技いきまーす」
こんな講師いるのか。毎日の授業楽しそうだな。
一件ツッコミ担当に見えて何気にボケるタイプ…両刀…!
「ごめんな」
守護霊、菅井俊(すがいしゅん)。妹を8年間守り続けてきたいいお兄ちゃん。
生前はやんちゃしてたっぽいけど、幽霊の時は何気に茶目っ気見せてるとことかあってなんか愛おしい。
初め登場してきた時は「うわぁヤンキー2人目か…?(1人目は保)」とか思ってたけどただの優しいお兄ちゃんだった。
死因は腹を刺されて死んだこと。病気の母より数日先に死んでしまったらしい…辛い…。
父は小さい頃なくなっていて、母と妹の3人で暮らしていたが割と問題児で遊び歩いてた系。その事もあって妹には嫌われてたっぽい(なんか深いこと色々あるけども)。
お兄ちゃんの優しさ全開に出ていた、
「あいつが嫁に行くまで、俺が守らなきゃって」
父親いなかったから俺が…って時、うるっと来てやばかった。
「ごめん。ごめんな」
ひたすら亜美に届かない声で謝り続けるところは本気で泣いた。
でも個人的ナンバーワンは。なんと言っても。
「Buddy you're a boy make…ってしらねぇのか!!」
です。観た人なら絶対分かってくれる。
え、これWe ンン lock you(なんとなく伏せる)ですよね…?違うの…?そしたら死ぬほど恥ずかしいんだけど…。
「最低な人だから」
なんて言わないでよおおおお菅井亜美(すがいあみ)ちゃんんんんんん!!!!
お兄ちゃんいい人だよぉぉぉぉぉぉ素敵なんだよぉぉおおおおお!!!!(誰)
いや、勝手なこのなんていうか私の好みで申し訳ないけどめっちゃ可愛い。よくできた子。お嫁に来て欲しい。あちゃーーー婚約者いたかーーーー!!!
彼女曰く勝手に死んだお兄ちゃん、を恨んでいる。色々理由があったけど彼女は知らないままなのがしんどかった…。
いやでも本当はお兄ちゃん大好きやん!!絶対好きやん!!!めっちゃ好きやん!!!ってテンション上がったけど黙るね。
マジでいい子だから、旦那様になる人が頑張ります、って言った時の
「違う、頑張りましょう!ね?」
が、はーーーまじいい子。お嫁に来て欲しい。あーーーー旦那様になる人がいたかーーーー!!!!
「それくらい、口でいえば良いのにね…!」
泣きました。この時の感情isしんどい。
「二人にしては広いなぁ〜っ!」
亜美とともに越してきた恋人、松村敏和(まつむらとしかず)。すんごいいいやつ。
俊の後輩で亜美の同級生。
霊感とか全くないから近くに幽霊がいても全く無な状態なのはかなりシュールで見てて楽しかった。
亜美のことも俊のことも大好きなんだろうなぁとか、嫌な顔も一切しないから良い旦那様だなぁ…。
おうちのこと考えてお金貯めようとしてるとか、亜美にウエディングドレス着せてあげたいって思うとことか…。
「俺…頑張ります」
亜美に向き直って言うとこ好き〜!!!そのあとの亜美の頑張りましょう、ね。も好き〜〜!!この夫婦推せる〜〜〜〜〜〜!!!!!!
「放っておけないのが人間ってもんだよな」
かなりキャラの濃い大家さんだった。強敵すぎるぞ藤森修(ふじもりおさむ)さん。
誰よりも変顔と変な行動が輝いてたぜ。この人のシーンで何回笑ったことか。一番笑わせに来てた人。
幽霊のことが完全に見えてる霊能力者的な大家さんで、怪奇現象とか大好きっぽい。
時々ノリがJK。
「ちょっとやめてよぉお〜!!ビックリするじゃ〜〜〜ん!!」
ここ。JK。足に注目。女子。
そんなめちゃめちゃな人だけど色々考えてる人なんだって分かった。ナイス大家さん過ぎた。
いや、「おっさんって言うなー!!」の辺りはあんたチートかよって思ったけどな。
特に幽霊見えない人間からしたらちょっと変なおっさんかもしれない…。
長くなった。ここまでで既に長い。
けどまだ説明足りない…!くそ、語彙力…どこ消えやがった…!
報酬についてだ、そうだそうだ。
石川さんが言ってたことによると、この幽霊派遣会社が存在する理由は
霊能力者から依頼が来る
↓
幽霊達が出向いて心霊現象を起こす
↓
人間達は怖くなり霊能力者の元へ行く
↓
霊能力者達は人間からお金を貰う
↓
その報酬として幽霊たちはお供え物をもらう
だそう。
肉とかもらってたけどたまには酒よこせ!と交渉しに行ったのが保ってことでした。
私がもうビール供えに行くよ…。いいつまみも置いとくよ…。
え、これどこまで語ればいいかな止まんねぇけど…どうしよう…。
レポにもならんし参考にもならん…これじゃあ浅岡の「よく頑張った!!(感想)」と同じだ…!
とりあえず一人一人の説明できたから満足なんだよな。
あとはあれかな。セットがすごい綺麗だった。
照明の使い方(特にラスト)とかは〜〜〜!!!ってなってた。それな〜!!!って言ってた(心の中で)。
みんなの服装も独特で可愛いなって思ったし。特にどんどん変わる長左衛門さんとか。
田沼さんのギャップもツボだったし。
石川さんのぼん!と猫のアレ、また聞きたいし。
あ、浅岡役の某お方のカテコ挨拶の時にね、
「臭いと思ったら思い出してください、近くにいると思ってください」
みたいなこと言ってたから私異臭すら愛せるかもしれない。どうも末期です。引かないでね。
「臭いの、嫌ですよね(笑)」
ここまで来てとにかく言いたいのは、観てない人はDVDぜひ買ってください。
笑いあり涙ありの1時間40分だった。全員好きになる。
DVD見返すのも楽しみだな〜ひたすら推し目で追ってやろ…。うるせえストーカーじゃねぇやい。
舞台俳優オタクってこんなんじゃないの?みんな推しに焦点当てて見てるんじゃないの??私だけか???そうですか。
そろそろなんかもうダメだ。私が書いててもなんも生み出せねぇ。多分同じ言葉繰り返し言ってるだけだ。
改めまして、LDKミディアム2お疲れ様でした。
素敵な時間をありがとうございました。
DVD買ってね!!(回し者ではない)
※多分、恐らく、いや絶対。
セリフ間違えてるところは生暖かい目でスルーしてください。お願い。台本手元にあるわけじゃないから…3歩歩いたら忘れる頭だから…ニュアンスで受け取ってね。